悲劇の主人公のままでいるのか、それとも、勇気を出して立ち上がるのか?
…すごいタイトルでごめんなさい(苦笑。
このところ、季節の変わり目が訪れてから、私の所にも、病気に関する色々な相談や悩みが寄せられるようになりました。
季節が変わると患者さんが増える、とは、私の大先輩が教えてくださったことで、四季の移り変わりとともに、前の季節で頑張りすぎた影響なのか、病気になる方が増えるそうです。
気が抜ける、と、表現されていましたが。
で、私の所にくるのって、圧倒的に「不安です」「怖いです」「辛いです」というものです。
…当然です、「がん」になったのですから。
いくら「がん」は今は治せる病気だと言われても、現実的に、それぞれの身近な方々にも、そして有名人でも、「がん」で命を落とす人は後をたちません。
私だって、このブログの記事で、「告知」を受けた後は、辛くて悲しくて、怖くて辛かったです。読んでもらえたら解ってくださるかと思います。
だから、「がん」と「死」とは、切り離せないものだと思います。
だからこそ、少しだけ、考えて欲しいことがあります。
「どうしてあなたはそんなに怖い・辛い・悲しい・不安と思うのですか?」
…私は、「もっと生きたい」「死にたくない」と思うから、だと思っています。
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「がんだ」と言われて、目の前が真っ白・真っ黒…になるのは当然です。
でも私は、そこで止まって欲しくないと、いつも誰にでもうったえてきました。
「私はもう駄目だ」「死ぬんだ」「何をやっても無駄なんだ…」
そう嘆いて、悲劇の主人公になるのは簡単なことです。
「そう言われた人の気持ち」も考えずに、まわりを振り回すことも、病気の貴方には簡単にできます。主人公だから。
でも、それは、ただ現実から逃げているだけです。
マイナスの感情の先にあるものに気づいて欲しいです。
「生きたい」と思う気持ち。
「負けるもんか!」と思う気持ち。
「自分」がそう思わなければ、「自分」を助けることは出来ないんです。
「自分」に負けてしまったら、そこでおしまいなんです。
悲劇の主人公から抜け出すために、いくら時間を使ってもいいです。
抜け出したいと思うことが大事だと思うから。
悲劇の主人公で居続けることこそが、
本当は、病気には一番良くないことだと私は思うから。
「生きたい」と思ってくれるまで、私はうったえます。
ひとりじゃないということを。
「あなた」を元気に出来るのは「あなた」しか居ないんだということを。
「あなたが、どん底からはい上がって、勇気を出して立ち上がってくれることを願っています」と。
最後に…偉そうなことをたくさん書いていますが、
私が今一番怖いことは「転移」と「再発」です。
いつもは全然考えていないけれど、必ず、頭の中の何処かにこの2つはある。
色んなものを目にすると、「ある日突然襲ってくる」ことが多いらしいのです。
…そうなってみないと解りません、というのが正直な気持ちです。
=そうなってから考えます、ということです。
それまで、今しかできないことに全力投球するつもりです。
今日のこの記事を、今、書いたように。
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