不思議な空間
入院していて思ったことを残しておこうと思います。
産婦人科の病棟って不思議な空間だな、って思いました。
一方では、新しい命が誕生するという喜びにあふれた場所でありながら、一方では、私のような病気を治療する目的の人もあり、そして…新しい命を守ろうとしている人や…なくしてしまう人もいる場所なのです。
私の隣に居た妊婦さんは、まだ安定期に入っていないのか、出血してしまうそうで、15日から入院しているというお話でした。
そして私の向かいに入っていた方は…ずっと泣いているので気になっていたのですが…せっかく授かった赤ちゃんが育たないというのです。
増えていかなければいけない数値が減り続けているというのです。
そして、先生との相談で、これ以上の成長は望めないだろうと言われ、私がした手術と同じ方法での流産を選択したとのことでした…。
子どもが産まれてくるって、本当に、奇跡に近いのかなって思いました。
順調に育ってくる子もいれば…育たない子もいるんだなって…。
病院の2階に診察室があったのでエレベーターで降りると、目の前が新生児室なんですよ。
産まれたばかりの赤ちゃんがたくさん寝ていました。
かわいかった。
…私は、病気のこともあるけれど、環境からいっても、自分の子どもを持てるかどうかはわかりません。
持てない可能性の方が大きいと思います。
(個人的な見解なので、この病気を持った方がみんなそうだと言ってる訳じゃありません。あくまでも私の場合ですよ)
だから…これから産まれてくるであろう他のたくさんの人のお子さんの無事と、最近の世の中で増えている、親の子どもへの虐待問題が減ることを、願いたいと思います。
また、私と同じ病気を持っていても、お子さんを望んでいる方、余計なお世話だと思いますが、諦めないで頑張って欲しいと思います。
確かに妊娠するのは難しいと言われているけれど、それでも、子どもを産んで頑張っている方はいらっしゃいますから。
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