このブログを訪れてくださった方へ
病気になったり、その一歩手前で不安に思って、必死でネット検索してここへたどり着く方々…。
本当に、不安で悲しくて、押しつぶされそうなお気持ち、私も経験してきたから解ります。
本当は、こんなこと、書きたくはないのですが…敢えて記事にさせていただきたいと思います。。
私は、一患者として、自分の体験してきたことをここに公開しています。
体がんの一歩手前である「子宮内膜増殖症」から、「体がん」に移行して、手術をし、子宮と卵巣を切除して、3年経ったところです。
その経験から、同じ病気になった方への情報提供、治療の役に立てればと思い、判る範囲での質問にお答えしたり、励まし合って頑張っていきましょう、って、何度も記事やコメント内で言ってきました。
ですが、最近、記事類も読まず、ただひたすら、自分がつらい、悲しい、不安だ、と訴えてくる方が多くなっている気がします。
「コメントする際のお願い等」、トップ記事にも目を通さない方も多い気がします。(つまり規約違反をしている方が居るという事です)
申し訳ないですが、私は優しくありません。
優しく慰めて欲しいと思っていらっしゃるのならば、私に過度な期待はしないでいただきたいです(中には叱りとばされた方も居ますよ)。
私は、皆さんの心をケアするカウンセラーでもなければ、報酬をもらって手助けする医師でもありません。
ただの「一患者」の、ボランティアです。
確かに、病気になってつらいのはわかります。
「増殖症」や「体がん」という病気は、周りに経験者も少ないでしょうし、私もそうでしたが、病気になったことのない人に話しても、なかなかわかってもらえないことが多いです。
だからこそ、いろんな記事でも書いていますが、泣いて泣いて、泣けるだけ泣いたら一人立って自分を支える強さを持って欲しい、前を向いて、病気になった自分と向き合い、病気に負けないと強く思って治療を頑張って欲しい…何度も何度も書いています。
特に「増殖症」と診断された方…
確かに「前がん状態」なのは間違いないですが、まだがんだと決まった訳ではありません。
これからの治療次第では、「体がん」になる前に手が打てる事もあるかも知れません。
まだまだ諦める段階ではないと私は思います。
今できる事に全力を尽くして、病気が進行しないように食生活に気をつける、ダイエットが出来るならやってみる、医師とよく相談して副作用に気をつけながら薬を指示通り飲み切る、まだいろいろやれる事があるはずです。
もうやる事はない、やれる事は全部した…そう言い切れるまで、手段が残されているなら全てやってみる。
病院や医師が自分に合わないと思ったら病院を変えてみる。
自分でできるあらゆる事を、考え方を変えてみたり、視点を変えて考えてみたり、あらゆる事をやってみる、そういう努力を忘れないでみてください。
それから、もう一つ考えてみてください。
「体がん」になって、子宮や卵巣をなくした私のような「体がん」の患者さんが、ここにはたくさん来ます。
その「体がん」の患者からみたら、手術を受けた患者さんからみたら、「増殖症」の皆さんは、まだ何とか出来る段階だとは思っていただけませんか?
「体がん」の患者さんに向かって、生理がつらい、大量出血が苦しいと訴える事、どう思いますでしょうか?
みんながみんな、それぞれ苦しみ・悲しみを抱えています。皆さんも患者だけれど、その苦しみ・悲しみを訴え、聞いてもらおうとしている相手も患者なんです。
あと、「増殖症」や「体がん」になった方、心当たりはありませんか? 病気になるまで何もせず放っておいた――どうでしょうか?
そんな自分を反省することも忘れないでください。
誰のせいでもないんです。周りのせいでもない、環境のせいでもありません。
先天性の原因(元々のホルモン異常や遺伝子の異常)以外でこの病気になった方々は、大部分が自分のせいです。
婦人科にもかからず、通常の検診やがん検診もせず、ずっと放っておいた自分をよく見つめてください。
そして、今までの自分を変えること。今までの自分のままでいたから病気になったんです。変えなければいけない部分が必ずあるはずです。
それから、病気を治すにはどうしたらいいか? 医師任せにするのでなく、自分で何か出来る事はないか? 考えてみてください。
病気になったことは、本当につらいし悲しいと思います。
何で私だけ…? そう何度も思いました、私も。
でも、病気が見つかったこと=転機だと考えてみることもおすすめします。
病気がもたらすことは、必ずしも悪いことばかりではないです。
病気になって初めてわかることもあるし、いつか、病気になって良かったなと、一つくらい思える「何か」が、きっと掴めると思います。
すみません、冷たい・偉そうな言い方をしてしまって。
私も、未熟なただの人間です。全部を受け止めきれる程、人間出来てないんです。
それに、母の病気の事もあるし、あまり余裕がないのも事実です。
私の言いたい事、病気に立ち向かって欲しい事…全部このブログの記事に書いてあります。
お手数ですが、記事に目を通していただいた上で、コメントなりメールなり、何か感じるものがありましたなら、お寄せいただきたく思います。
トップ記事の「コメントする際のご注意」等をご理解いただけない方、何だこの管理人ムカツク! と思われた方は、そのままお帰りくださいm(_ _)m。
「いっしょにあるこう。-子宮体がん・闘病記-」管理人・藍琉(あいる)
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